本記事では、smt32のマイコン開発のための開発環境構築について解説します。
本記事は2025年1月17日時点での情報です。
開発ボードの購入
stm32でのマイコンを開発する上で、評価ボードはいくつか選択肢がありますがNucleoボードがおすすめです。
NucleoボードはSTLINKデバッガ/プログラマを内蔵しているので、別途それらのツールを用意する必要がありません。
つまり、これだけでほとんどのアプリケーションの開発およびデバッグが可能になるので、基本的にはこれを選べば大体のことはできます。
nucleoは32, 64, 144と製品のラインナップがあります。ピンの数によって変わります。また、内蔵されている MCUが異なります。
基本的にはF4のNucleoボードでほとんどのことはできるので問題ありません。F4ではCortex M4のマイコンが, F7ではCortex M7シリーズのマイコンが内蔵されています。
M7の方が高性能のためクロック周波数や付属しているペリフェラルが異なりますので、高性能なものが希望な場合はF7のNucleoボードを購入することをおすすめします。
秋月電子やマルツでも購入できます。
ツールのダウンロード
本記事では、stm32のマイコンの開発環境としてstm32 Cube IDEを利用します。
下記のリンクからダウンロードすることが可能です。
https://www.st.com/ja/development-tools/stm32cubeide.html
ダウンロードするためにはアカウント登録した後ログインする必要があります。ログイン後に下記のような画面があるので対象とするOSを指定してダウンロードします。
最新バージョンを取得で、最新版を取得できます。本記事作成時点では、1.17.0が最新版なのでこのバージョンを取得し、ダウンロードします。
Mac OSの場合
ダウンロードしたインストーラをダブルクリックすると、Software License Agrementが出てくるので、Agreeを選択します。
次のような画面が立ち上がるので、まずはst-stlinkの方をインストールするためにクリックします。するとインストール画面が表示されるので、画面に従いインストールします。次に、applicationの方をドラッグ&ドロップでApplicationフォルダにコピーします。
以上で、stm32 cube IDEのインストールは完了です。
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