本記事では、コンピュータサイエンスの基礎分野の1つである、オペレーティングシステム(OS)を学ぶ際におすすめな参考書を紹介します。
本記事では、オペレーティングシステム自体に焦点を当てた参考書を紹介します。
そのため、Linuxなどの具体的なOSに関する書籍は省いています。
また、OSに関連する学会も併せて紹介するので、さらに勉強した方は論文を参考にしてください。
おすすめ参考書
オペレーティングシステムの基礎
本書は、一般的な教科書です。
OSが持つべき要素について解説されています。
コンパクトにまとまっているため、サクサクと読み進めることができます。
ただし、少々コンパクトにまとまりすぎているところもあるので、後述する本を読むといいです。
本書1冊だけで、カバーするのは難しいと思いますが、入門的な1冊としては最適だと思います。
オペレーティングシステムの仕組み
本書は、「オペレーティングシステムの基礎」と同じ、教科書的な1冊です。
先ほどの書籍と同様で、OSが持つ最小限の要素について説明されているので、おすすめです。
こちらの2冊どちらかを選ぶのは、好みの問題だと思います。
実際に中身を見てみて、合っている方を選択してください。
はじめて読む486
本書はどちらかというと、コンピュータアーキテクチャに関する書籍ですが、OSが持つ要素である仮想化記憶に関する部分が分かりやすく書かれているので紹介しておきます。
オペレーティングシステムの概念
OSに関する名著です。
基礎的な内容から幅広い内容を扱っています。
ただし、文量がかなり多いです。
オペレーティングシステム
本書も充実した内容で、かなり文量が多いです。
その分、広くカバーができています。
MINIXのソースコードが付属していることが特徴です。
モダン オペレーティング システム
マルチメディアOSに関する解説が載っている点が、特徴です。
また、Case StudyとしてWindows2000, UNIX, Linux等の解説が含まれています。
OSのトップカンファレンス
OSのトップカンファレンスはSOSP, OSDI, EuroSys, USENIX ATCなどが該当します。
さらに勉強したい方は、これらの会議の論文を読むことに挑戦してみましょう。
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